外国株を移管しました(SBI証券→楽天証券)

以前チラッと書いたのですが、SBI証券から楽天証券に米国株式の移管を行いました。

株式移管というのは証券口座から別の証券口座に株式を移すことを言います。

もちろん売却して再度購入することでも同じ結果にすることはできるのですが、この場合は売買手数料がかかります。

株式移管すると手数料が無料(SBI証券→楽天証券の場合)のため、今回は移管手続きを行ってみました。

同じように移管しようとする方の参考になればうれしいです。

 

移管の経緯・理由

投資をし始めたころは楽天証券だけを利用していました。

その後いろいろ勉強していく中で手数料を気にするようになりました。

米国株を購入する上でかかってくる主な手数料には以下があります。

①買付手数料

②為替手数料

①買付手数料というのは株式の購入に対してかかる手数料です。

楽天証券・SBI証券の場合約定代金の0.45%(税込0.495%)が必要です。

上限は税込み22ドルとなっているため、約4500ドル(約50万円)以上購入する場合には一律22ドルとなります。

一部の銘柄は手数料無料となっているケースもあります、

こちらは楽天証券もSBI証券も同額なので基本的にどちらが得といったことはありません

 

もう1つの②為替手数料については異なります。

楽天証券の場合、原則としては日本円で楽天証券口座に入金を行い、楽天証券内でドルに換える必要があります。

この時の手数料は25銭です。

1ドルが110円として、100ドルにするためには

(110円 + 25銭) × 100単位 =   11025円

が必要となり、25円が手数料分となります。

 

SBI証券では入金にあたって住信SBIネット銀行の外貨普通預金から入金することができます。

この住信SBIネット銀行内で普通預金から外貨普通預金に振替する際には1ドルあたり5銭が手数料となります。

住信SBIネット銀行普通預金口座→住信SBIネット銀行外貨普通預金→SBI証券口座の流れでお金を移すことで楽天証券で購入する場合より手数料が5分の1で済むわけです

このため、途中から楽天証券で米国株を購入するのはやめて、SBI証券で購入するようにしました。

 

 

しかし、これには2つデメリットがありました

①配当金が別の口座に入金されるため、再投資が非効率になる

②SBI証券での米国株購入が面倒

 

①については楽天証券で保有する米国株の配当金は楽天証券に、SBI証券で保有する米国株の配当金はSBI証券に振り込まれるのですが、外貨を別口座に移すのは非常に面倒です。

仮にSBI証券に毎回まとめようとすると以下の流れにする必要があります。

①楽天証券で受け取った配当金を手数料1ドルあたり25銭を支払って楽天証券口座で日本円に換える

②楽天証券から住信SBIネット銀行に出金する(ここは手数料なし)

③住信SBIネット銀行で1ドルあたり5銭の手数料を支払って米ドルに換える

④SBI証券に入金する

手数料を二重に支払うことになり、ものすごく損です。

しかも私がメインで買いたいVYMは今では100ドルを超えており、仮にそれぞれの口座で50ドルずつ配当金を受け取れたとしても50ドルではVYMを購入できませんから次回の配当金受取を待つ必要があります。

もちろん資産が増えればどちらの口座でもまとまった金額を受け取ることができるため、再投資ができますがまだまだそこまでの資産はありません。

 

さらにはSBI証券での米国株投資のやり方も私にはなかなか慣れないものでした。

日本株とは別のページで購入する必要があるうえ、配当金がどれだけ入金されたかを確認する方法も分かりづらいです。

この辺は個人差があるとは思いますが、基本ほったらかしの投資をして月に1回新しく購入する程度しかログインしない私にとっては毎回「前回どうやったっけ…」と考える必要がありました。

(今ではSBI証券でも外国株取引用のスマホアプリが登場したので今ではすこしマシになったかもしれません)

 

SBI証券で取引できない銘柄(ARCC、HTGC)も保有しているので結局一本化するなら楽天証券しかありませんでした。

ETFの定期購入や米国株の貸株ができるといった点でもSBI証券は良かったのですが、楽天証券に一本化することを決めました。

 

移管の流れ

移管の流れは以下のように行いました。

3月4日株式移管(出庫)の申請書をSBI証券に郵送
3月31日状況が変わらなかったためSBI証券に電話で問合せ
4月8日SBI証券の口座から移管した米国株が表示されなくなるのを確認
4月10日楽天証券の口座で移管した分の米国株が増えていることを確認

 

1.申請書郵送

株式移管の申請は簡単なものでした。

SBI証券の場合、以下の書類を郵送するだけです。

主な必要事項は以下のとおりです。

①自分の情報(生年月日、住所、電話番号、名前)

②移管元SBI証券の口座番号、移管先証券口座(楽天証券)の口座番号

③移管する株式、数量(数量の記載はありますが、原則として移管対象の銘柄は全株移管されます)

②の口座番号についてはそれぞれ以下のページから確認可能です。

SBI証券…「口座管理」をクリックして、口座サマリーの一番上にある「(3桁)-(7桁)」の番号

楽天証券…「マイメニュー」内「基本情報・マイナンバー・口座(NISA・特定・未成年)」をクリックして、「お客様コード(口座番号)」内にある「お客様コード(口座番号)」の番号

支店についてはどちらも本店扱いとなります。

 

カスタマーセンターに連絡すれば申請書用紙を郵送で送ってもらうことも可能です。

ただ、受け取りまで時間がかかってしまうので私の場合はWebサイトからPDFをダウンロードして印刷しました。

なお、以下のようなページが申請書PDFに含まれているので、これをそのまま封筒に張り付ければ切手は不要です。

 

途中で問合せた理由でもあるのですが、こんなに時間のかかる手続きだとは思っていませんでした…。

目安としては営業日ベースで7日間となっています。

 

2.状況変わらず、、問合せ

その後待ってみましたが何も変わらず。

申請書の内容に不備があったのではないかと思いました。

今回移管した米国株ETFは、SPYD・VIG・VYMの3種類。

いずれも3月下旬に配当金の受取があります。

結局移管されないままSBI証券で配当金を受け取ることになりました。

 

不備があったのであれば再度申請したかったので、SBI証券に電話で問合せをしてみました。

その結果不備はありませんでした。

遅くなった理由は「株式移管できない期間になっていたから」とのことでした。

おそらく配当金の受取タイミングが近かったことからが原因ではと回答をいただきました。

移管してしまうと本来受け取る配当金が受け取れない、または二重に受け取ってしまう可能性があるため、配当支払いが終わってから移管することになっているようです。

 

4月になってから手続きは進むということは確認が取れたので、もうしばらく待ってみることにしました。

 

3.移管できた!

毎日きちんと確認していたわけではありませんが、4/8にSBI証券の口座を確認したところ保有株がなくなっていました。

入出庫明細を確認したところ、4/6に出庫(SBI証券口座から出ていくこと)の処理がされたようです。

 

一方で楽天証券口座で見てみるとまだ株数は増えておらず

「もしかして別の人の口座に行ってしまったりしてないだろうか」とすこし不安になりました。

 

しかし、4/10に確認したところ株数が増えており、株式移管は無事完了しました。

ちなみに楽天証券側で確認してみると当初申請した3/5付で入庫されていることになっていました。

 

処理上の問題なので仕方のないことですが、実際の動きと違う日付になるというのは違和感がありますね。

 

移管した結果・注意事項

株式移管をする場合、以下の注意事項があります。

①配当金受取(権利日またぎ?)があると手続きされない

②特定口座での平均取得価額は「円貨表示」のみ引き継がれ、外貨での取得価額は引き継がれない(評価益の計算がおかしくなる)

③(楽天証券→他証券口座への外国株移管の場合)特定口座のまま移管はできず、一般口座での出庫となり、平均取得価額は引き継がれない。

①は今回の私のようにやたら時間がかかってしまう理由です。
今回は権利日が近い銘柄だったのですが、権利日がずれた銘柄で移管をする場合に手続きできるものから移管されるのか、すべての銘柄が移管できるようになるまで移管されないかは分かりません。
不安な方は権利日ごとに別の申請書で移管手続きを行った方が安心かもしれません。
②については事前に理解していたものの、実際に0ドルで購入できたような扱いになっており平均取得価格を見ると笑ってしまいました。
楽天証券ではもともと5株、SBI証券で20株保有していたSPYDは、通貨表示を外貨にすると以下のように表示されています。
「5.6972」ドルというのが取得価格です。
SPYDは20ドルを下回ったこともないため、平均取得価格が5ドル台というのはありえません。
SBI証券から移管した分が0ドルで取得した扱いになるためこのようになってしまいました。
注意事項にあるように円貨表示だと正しく表示されていますので譲渡益税の計算に影響はありません。(「3877.60」円が取得価格)
③については今回私が行った流れと逆に楽天証券から他の証券口座に移管する際の注意点です。
SBI証券→楽天証券では特定口座同士で移管ができましたが、楽天証券から出庫する場合にはできません。
これを理由の1つとして楽天証券で外国株を買わない方もいるくらいですので、今回のケースとは別なのですが注意しましょう。

おわりに

今回の記事をまとめると以下のとおりです。

・株式移管自体は非常に簡単。SBI証券・楽天証券の場合どちらでも扱っている銘柄なら可能で手数料も無料。

・配当金受取の関係で、1か月以上時間がかかることも。はやく移管したい場合には手数料のロスを受け入れて売却→再購入したほうがいいかも。

・移管すると外貨での取得価格が引き継がれない。細かい注意事項までチェックが必須(楽天証券から移管する際には一般口座に移管されてしまう点なども要注意)。

いろいろと問題はありましたが、手続き自体は申請書を送って待つだけなので非常に簡単でした。
あまり移管する頻度は多くないので、注意事項をすべて理解しておくことは難しいかもしれません。
しかし、場合によっては確定申告が必要になってしまうこともあり得ます。
移管元・移管先のそれぞれの証券口座で移管について書かれてあるページだけは上から下までしっかり読んでおくようにしましょう。
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