【銘柄分析】SOMPOホールディングス(8630):8年連続で大幅増配の損保会社

本記事は銘柄に対する記載も含みますが、投資を推奨するものではありません。
また、本記事の内容は投稿時のものとなるため企業データの最新情報と異なる可能性があります。
あくまで自己判断での投資をしていきましょう!

今回はSOMPOホールディングスです。

生命保険はコロナによる健康不安も広まって好調だった一方で、イベント中止など保険料支払いで逆風となった損害保険業界。

今年度の業績予想も会社によってまちまちですが、SOMPOホールディングスは大幅増配予想です。

そんなSOMPOホールディングスを見ていこうと思います。

 

SOMPO HDの事業概要

会社名SOMPOホールディングス
業種保険業
特徴損害保険ジャパンを中核とする保険会社グループで、損害保険、生命保険、介護・ヘルスケア、海外保険の各事業を営んでいます。MS&AD、東京海上とあわせて3メア損保と呼ばれたりもします。
損害保険では国内トップクラス、介護・ヘルスケアも国内2位のシェアとなっています。
株価(投稿日時点)4431円
配当月3,9月

 

SOMPO HDの総合評価:99.17ポイント(17位/2824社中)

先の読みづらいビジネスモデルであるものの、計画は着実に実行。
利回り高くチャレンジする価値はあり。

3メガ損保の一角です。

冒頭にも書いたように2010年は新型コロナウイルスの影響もあって自動車事故や自然災害は少なかったものの、イベント中止などによる保険料支払いが打撃となりました。

特に海外事業のダメージは大きく、セグメント単体では赤字となりました。

 

 

SOMPO HDの配当のポイント:今の利回りはどうか、今後増配しそうか?

増配への意気込みは強い。配当性向が高い点は気になるが業績回復・成長でカバーできるか。

配当指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

先日KDDIの銘柄分析について投稿してみました。 今後も似たようなかたちでいろいろな銘柄について書いてみようと思っていま…

利回り(投稿日時点)4.74%
配当推移(2016年~)80円(2016)→90円(2017)→110円(2018)→130円(2019)→150円(2020)→170円(2021)→210円(2022予想)
2016年からの増配率+113%
2018年からの増配率+55%
配当姿勢増配を基本方針とした業績連動(配当性向50%目安)

(2021/05/26 新中期経営計画(2021~2023年度)より)

2021年度も保険料収入の増加は見込まれるものの、自動車保険金支払いが前年減った反動で増える見込みから減益予想となっています。

しかし増配に対する意識は強く、8期連続増配を予想として出しています。

 

その結果として2021年度の配当性向は59.6%見込みであり目安の50%を大きく上回っています

10%を超える増配を毎年繰り返していますが、今後も維持できるように成長できるかがポイントとなります。

 

SOMPO HDの財務のポイント:業績が悪化しても事業を継続できるか、配当を維持できるか?

メガ損保を比較して特に財務の良し悪しは大きく感じないが各指標で上回ってはいる。

財務指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第2弾です。 第1弾の配当についての解説は以下をご覧ください。 目次 1 財務のポイントとは?1.…

営業CFここ10年で2回赤字あり(2012-2013)。
フリーCFここ10年で1回赤字あり(2017)。
自己資本比率15.4%
配当性向42.8%

 

災害等の影響を大きく受けるため毎年安定したキャッシュフローとはいきませんが、2014年以降は営業キャッシュフロー黒字が続いています。

他社でいうと東京海上は営業CFは黒字ばかりですがフリーCFではたびたび赤字、MS&ADも前期に営業キャッシュフローが赤字となっています。

自己資本比率も含めて他社と比較すると財務は良い方かなという印象です。

 

主な競合他社の自己資本比率は以下のとおりです。

東京海上HD:14.2%

MS&ADインシュアランスグループHD:12.8%

 

SOMPO HDの成長性のポイント:今後事業が成長しそうか?

直近は新型コロナウイルス影響で伸び悩んだが中期的には順調に成長。

成長性指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第3弾です。 第1弾の配当についての解説、第2弾の財務についての解説はそれぞれ以下をご覧ください。…

過去3年間の売上成長(1年あたり平均)0.7%
過去3年間の純利益成長(1年あたり平均)0.6%
過去3年間の営業利益率5.4%

2020年度に新型コロナウイルス影響を大きく受けているためあまりいい数字にはなっていません。

しかし、内容としては前述の海外事業の一時的な不振による影響が大きく、2018-2020年の中期経営計画で出されていた2020年度の目標値まであと一歩のところでした。

 

以下は新旧中期経営計画にある計画値および2020年度の実績値です。

<旧中期計画にある計画値>

 

<新中期経営計画にある実績値>

 

国内損保事業での利益が計画値を大きく上回った影響で、修正連結利益は計画値2050~2150億円に対して実績値2021億円となっています。

もちろん海外事業比率など内訳をみると計画通りにいかなかった部分もありますが、事業全体としては計画通りに成長できたと言えるのではないでしょうか

 

このことから、今後も計画にのっとって着実に成長できると期待しています。

 

SOMPO HDの割安度合い:今の株価は割安か?

業界全体で割安。

ポートフォリオ運用する上での補正の考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント最終回、ポートフォリオ構築のための微調整編です。 第1弾の配当について、第2弾の財務について、第3…

PER(時価総額÷当期純利益)12.6倍
PBR(時価総額÷純資産)0.78倍
ミックス係数(PBR×PER)(※)9.828

※ベンジャミン・グレアム氏が提唱した指標で、企業のBS・PL両方の観点から企業の株価の割安性を見極める指標で低いほど割安となります。
グレアム氏が割安としていた目安は22.5です。

競合となる会社で言うと以下のような数値です。

東京海上HD:PER 11.4倍、PBR 0.98倍、ミックス係数 11.172

MS&ADインシュアランスグループHD:PER 8.2倍、PBR 0.61倍、ミックス係数 5.002

 

その他:景気影響は大きいか、セクター的には積極的に購入すべきか。

景気敏感業種ではない。

業種:保険業

景気敏感株か:×

 

SOMPO HDの株価:含み損益はどうなるか?

業績とともに成長。

<過去1年間のチャート>(TradingViewより)

<上場以来のチャート>(TradingViewより)

8年連続増配に裏打ちされているように業績も伸びてきておりそれにともなって株価も伸びています。

直近でも株価は上がっており、いつ買ってもいいかなという印象です。

 

おわりに

損保業界の中では規模、業績、財務ともにバランスのいい会社です。

増配に対して強い意気込みを感じる銘柄であり、高配当投資をしている身としては非常にうれしい部分です。

海外事業の展開が東京海上に比べると遅れている印象で、今後の成長のカギになってくるかもしれません。

 

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