2021年3月決算を振り返る part5(5/10発表分)

決算シーズンですね。

企業は3か月ごとに四半期決算を出しますが、その年度の終わりに出す本決算では最終的な結果と翌年の会社予想が出されます。

四半期決算が中間報告で、本決算が最終報告ですね。

毎年3月に決算を迎える会社が多いのですが、決算をとりまとめるのに1か月ほどかかるので今の時期が決算発表ラッシュとなります。

今回は以下の銘柄について見ていきます。

・アジアパイルHD(5288)
・伊藤忠商事(8001)
・エフ・ジェー・ネクスト(8935)
・NEW ART HOLDINGS(7638)

アジアパイルHD(5288)

こちらまだ銘柄分析記事は投稿できていません。

コンクリートパイルの製造・施工でトップの会社です。

 

2021年3月期(前年度)は売上高6.4%減、当期純利益10.1%減で減収減益でした。

2年連続の減益となります。

コロナによる需要減が響きました。

配当については維持でした。

 

2022年度3月期(今年度)は売上高3.2%増、当期純利益17.9%減の増収減益を予想。

利益面ではミャンマーの事業子会社がクーデターの影響で減損になっているのが痛いところ。

今年度見込んでいる特別損失については対象が分かりづらかったのですが、前年度に続いて2年連続での減損がありそう?と考えています。

配当は維持の予定です。

減益が続いていますがまだ配当性向は38.1%。

配当方針はあいまいですが、過去の例を見てもすぐには減配とはならなそうです。

 

配当も安定していますし引き続き保有します。

 

伊藤忠商事(8001)

こちらまだ銘柄分析記事は投稿できていません。

言わずと知れた総合商社ですね。

 

2021年3月期(前年度)は収益5.6%減、当期純利益19.9%減で減収減益でした。

セグメントごとに見てもすべてのセグメントで減益(赤字セグメントはなし)となっています。

 

それでも減益幅は同じ商社で比較しても限定的で、純利益では商社トップとなりました。

株価、時価総額、純利益の3冠獲得ということでニュースにもなっていました。

配当については事前の会社予想通り85円から88円への3円増配されました。

 

2022年度3月期(今年度)は当期純利益37%増の増益を予想。

また、新しい中期経営計画も発表されています。

基本的な方針は変わらないものの、環境対策への取り組みが強調されている印象です。

配当についても方針が出されており昨年度の配当金である88円から6円増配した94円を下限としつつ2023年度までに100円配当を目標としています。

 

業績の変動も激しい業界なので業界トップがどこかは人によって意見が分かれるところですが、配当面でも商社トップをめぐって積極的な姿勢が出ていますね。

ポテンシャルとしてはまだ1,2年のあいだは「商社トップと言えば三菱商事かな」と思っていましたが、すでに時価総額や純利益でも伊藤忠がトップになっていますし、すでに順位は入れ替わったと考える人も多いでしょうね。

 

安心できる投資先としての存在感はより増しそうです。

 

エフ・ジェー・ネクスト(8935)

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2021年3月期(前年度)は売上高14.0%減、当期純利益26.0%減で減収減益でした。

14%、26%というとちょっとドキッとする減収幅、減益幅ですが3年前の2017年度よりは高水準です。

配当については維持でした。

増配しなかったのは2014年度(このときは減配)以来となります。

 

2022年度3月期(今年度)は売上高11.0%増、当期純利益10.4%増の増収増益を予想。

V字回復を狙います。

配当は44円から48円へと4円増配の予定です。

期中での修正は少ない会社なので安心して見られるかと思います。

株式市場は先行き不透明感もありますが、不動産投資は引き続き人気なのですぐには潮目が変わらないような雰囲気です。

 

不動産が好調なうちは引き続き保有予定です。

 

NEW ART HOLDINGS(7638)

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2021年3月期(前年度)は売上高1.7%増、当期純利益26.4%減で増収減益でした。

新規出店も積極的に行っており、売上は微増したもののそれ以上にコストが膨らんだかたちです。

配当については事前の会社予想通り30円から50円へと20円増配でした。

配当性向は70%。

ぎりぎりかなとは思いつつ、積極的に展開していることを考えると高すぎるような印象もあります。

 

2022年度3月期(今年度)は売上高20.0%増、当期純利益47.4%増の増収増益を予想。

配当も50円からさらに20円増配して70円となる予定です。

配当利回りは6.25%高すぎて不安になる水準です。

配当性向見込みは66.4%ですので、なぜそこまでの増配をするのかはちょっと謎です。

創業者社長が大株主の会社というのもありますが、高利回りでも冷静に投資していきたいところです。

 

おわりに

今回の4社は割と順調な決算だったなという印象です。

もちろんコロナによる減収や減益は多くみられるものの、苦しくなるレベルではなくV字回復が予想される会社も多いです。

 

会社の規模的にも伊藤忠の3冠達成は大きなトピックでした。

今後就活人気も変わってきたりするんですかね。

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