2021年3月決算を振り返る part2(4/30発表分)

決算シーズンですね。

企業は3か月ごとに四半期決算を出しますが、その年度の終わりに出す本決算では最終的な結果と翌年の会社予想が出されます。

四半期決算が中間報告で、本決算が最終報告ですね。

毎年3月に決算を迎える会社が多いのですが、決算をとりまとめるのに1か月ほどかかるので今の時期が決算発表ラッシュとなります。

今回は発表日ごとに持ち株の決算を見ていきます。

 

前回は4/26~28発表分をまとめました。

銘柄としては、JFEシステムズ、日本エスコン、沖縄セルラー電話、トーメンデバイス、クイック、合同製鐵、兼松エレクトロニクス、中部電力、北海道瓦斯です。

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今回は4/30発表分ということで以下の銘柄について見ていきます。

・共英製鋼(5440)
・大和工業(5444)
・GMOフィナンシャルHLDGS(7177)
・小松ウオール工業(7949)
・電源開発(9513)

共英製鋼(5440)

分析記事は以下に投稿しています。

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2021年3月期(前年度)は売上高5.4%減、営業利益34.8%減、当期純利益10.2%増で減収増益(営業減益)でした。

2020年3月期に特別損失がありましたが今回はなかったのでその分当期純利益が増えています。

事業としては北米事業がコロナ影響で低迷したこと、原料となる鉄スクラップ価格の高騰で売上・営業利益が落ち込んでいます。

配当については当初予想よりは増配されましたが減配で、前々年度の75円から60円と20%減になりました。

 

2022年度3月期(今年度)は売上高14.9%増、当期純利益31.7%減の増収減益を予想。

鉄スクラップ価格が高騰している点を踏まえて利益が減っています。

28日に合同製鐵が出した決算も深刻でしたがさてさてどうなるか。。

配当については利益減の予想を踏まえて60円から40円と2年連続の減配(33%減)の予想です。

分析記事で見たように業績連動の配当方針のためやむを得ませんがなかなか厳しいです。

 

合同製鐵は28日につづいて今日も大きく株価が下がりましたがこちらはどうなるか。

ひとまず当面は様子見します。

 

 

大和工業(5444)

共英製鋼と同じく電炉メーカーです。

こちらは銘柄分析記事を投稿できていなかったため、銘柄分析とあわせて詳細は以下にまとめて投稿しています。

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2021年3月期(前年度)は売上高25.2%減、営業利益11.6%減、当期純利益66.2%減で減収減益でした。

韓国事業関連で特別損失が発生しています(詳しくは分析記事に記載)。

こちらもコロナによる需要減と鉄スクラップ価格高騰によるダメージ。

配当については予想通り記念配分がなくなって100円から80円への減配(20%減)でした。

 

2022年度3月期(今年度)は売上高2.2%減、当期純利益241.1%増の減収増益を予想。

ただしこれには注意が必要で前年度連結対象だった韓国の子会社の株式売却を行ったため連結対象から外れているのが減収の理由です。

これを踏まえて計算すると29.5%増の増収となります。

実質的には増収増益予想です。

配当については現時点では維持の予想です。

基本的には配当は業績連動とされているものの、前年度は配当性向100%を超えて減配を抑えていたのが今年度は目安の配当性向どおりの配当に戻るため増配にはなっていません。

 

海外展開が中心の点で他社とは差別化されていますが同じ電炉メーカーでも予想が大きく異なっており判断が難しくなっています。

 

GMOフィナンシャルHLDGS(7177)

分析記事は以下に投稿しています。

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こちらは12月決算の会社であり第1四半期決算です。

証券会社ということで業績・配当予想は発表されていません。

 

第1四半期は営業収益(売上)が前年比27.5%増、当期純利益は58.6%増と引き続き絶好調です。

四半期ベースでは過去最高業績でした。

第1四半期末の配当も19.7円と昨年の11.94円から65%の増配です。

主に暗号資産関連の手数料が大きく数字を伸ばしています。

ビットコインもなかなか値上がりしていたので注目度も高くなっていましたね。

 

小松ウオール工業(7949)

分析記事は以下に投稿しています。

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2021年3月期(前年度)は売上高10.5%減、営業利益37.3%減、当期純利益37.2%減で減収減益でした。

コロナ影響でオフィス移転等の需要が減少したこと、宿泊施設での需要が減退したことが原因です。

配当については予想通り維持されました。

 

2022年度3月期(今年度)は売上高4.3%増、営業利益10.7%増、当期純利益11.1%増の増収増益を予想。

増収増益予想ではありますがコロナ前の水準には及びません。

まだまだ感染収束はしない様子なのでやむを得ないですね。

配当については来年も維持の予想です。

 

減収ではあるものの赤字転落といったことはなく、配当さえ安定して維持されれば満足です。

 

電源開発(Jパワー、9513)

こちらも銘柄分析記事を投稿できていなかったため、銘柄分析とあわせて詳細は以下にまとめて投稿しました。

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2021年3月期(前年度)は売上高0.5%減、営業利益7.0%減、当期純利益47.2%減で減収減益でした。

電力価格高騰による影響が大きく、子会社のJ-POWERサプライアンドトレーニング社(JPST社)が債務超過の危機になり、JPST社に対して債権放棄することで対応しようとしました。

債権放棄が発表された3月末時点は完全子会社への債権放棄であり連結業績では相殺されるため影響はないとされていました。

しかし本日JPST社の吸収合併が発表されるとともにJPST社の損失に対して税効果会計への適用困難であることが発表され、当期純利益が大きく減ることになりました。

 

※このあたりきちんと理解できていないのですが損金に算入できると思っていたものの、債権放棄はやむを得ない状況ではないとされるために損金算入は認められないことで税負担が大きくなり、今後繰り返さないために吸収合併した、という理解でいいのでしょうか…?

小野山公認会計士・税理士事務所(大阪・高槻・京都・神戸・滋賀・奈良を中心に活動)

子会社の経営が悪化し親会社が債権放棄等の損失負担をすることがありますが、それぞれ別法人であることから原則的には経済的な利…

 

配当については予想通り維持されました。

 

2022年度3月期(今年度)は売上高7.4%減、営業利益24.1%減、当期純利益52.4%増の減収増益を予想。

増益といっても特別損失がなくなるだけで、コロナ前の水準には及びません。

配当については来年も維持の予想です。

 

正直好材料が見つからない決算で、もともと強気だったコンセンサス予想よりも当然かなり低い会社予想が出ていますので、GW明けは波乱がありそうです。

減配さえなければよしのスタンスですので保有は継続します。

ESG銘柄としてナンピン買いするかどうかはGW中考えます。

 

おわりに

今日はJパワーをはじめ厳しい決算がちらほらありました。

決算シーズン終わるころには含み損益がかなり悪化しそうな気がしています。

 

5/7には日東富士製粉、IDホールディングス、日本ライフライン、兼松、三菱商事、上新電機、セブン銀行の決算発表。

つかの間の休息でゆっくりいろいろ考えます。

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