【銘柄分析】MrMaxHD(8203):利益率改善で過去最高益のディスカウントストア

本記事は銘柄に対する記載も含みますが、投資を推奨するものではありません。
また、本記事の内容は投稿時のものとなるため企業データの最新情報と異なる可能性があります。
あくまで自己判断での投資をしていきましょう!

今回はMrMAXです。

定期的に投稿している高配当ランキングで今回順位が急上昇していた銘柄ですね。

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MrMAXHDの事業概要

会社名MrMAXHD
業種小売業
特徴九州を地盤に、関東・中国地方でディスカウントショップ「MrMax」を展開しています。
低価格4K液晶テレビをプライベートブランドで発売したりもしています。
株価(投稿日時点)668円
配当月2月

 

MrMAXHDの総合評価:99.29ポイント(17位/2717社中)

コロナによる巣ごもり特需で最高益。
今年度は特需も落ち着くため減収減益予想で減配予想も発表されており、飛びつくのは危険。

2021年2月期は衛生用品や巣ごもり関連商品の需要が大きく高まり、利益率の高いインテリア用品も売り上げを伸ばして過去最高の売上となりました。

また、チラシ配布の削減や出張費用によって支出も減っており、利益面でも過去最高でした。

また、コロナ影響の1つとしてキャッシュレス決済比率も上がっておりこちらはコスト増につながっています。

売上が増えたものの支出はほぼ横ばいであり、増えた分の売上がそのまま純利益増までつながったような感じです。

 

とはいえ、今年度は需要の落ち着きが予想されており減収減益予想です。

業績連動の配当姿勢となっており、減益にともなう減配も予想されています。

過去赤字になった2015年には無配も経験しており、配当が業績次第である点は理解しておく必要があります。

 

2020年11月に従業員が取引先からリベートとして金銭を不正受領している不祥事が発覚しています。

 

MrMAXHDの配当のポイント:今の利回りはどうか、今後増配しそうか?

累進配当政策を継続! 減配の心配なし!

配当指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

先日KDDIの銘柄分析について投稿してみました。 今後も似たようなかたちでいろいろな銘柄について書いてみようと思っていま…

利回り(投稿日時点)4.04%
配当推移(2016年~)10円(2016)→14円(2017)→17円(2018)→19円(2019)→14円(2020)→31円(2021)→27円(2022予想)
2016年からの増配率+210%
2018年からの増配率+63%
配当姿勢業績連動(配当性向30%目安)

当社は、会社の経営成績および財政状態ならびに今後の見通し等を総合的に勘案しながら、配当性向 30%を目途に配当を行う方針です。
(2021/04/08 2021年2月期 決算短信より)

業績に連動する配当となっており、減収時にはそのまま減配、赤字なら無配となっています。

 

MrMAXHDの財務のポイント:業績が悪化しても事業を継続できるか、配当を維持できるか?

営業キャッシュフローは黒字を継続。フリーキャッシュフローが赤字になることは多く、自己資本比率は低いため財務はやや懸念あり。

財務指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第2弾です。 第1弾の配当についての解説は以下をご覧ください。 目次 1 財務のポイントとは?1.…

営業CFここ10年で赤字なし。
フリーCFここ10年で5回赤字あり(2012-2015,2019)。
自己資本比率33.8%
配当性向29.0%

 

キャッシュも潤沢に持っているわけではなく財務が強いとは言えない値です。

しかし営業キャッシュフローが赤字になるような経営はしておらず、これが継続できれば及第点ではあるでしょう。

 

主な競合他社の自己資本比率は以下のとおりです。

ジェーソン:50.8%

パン・パシフィック・インターナショナルHD:28.8%

マキヤ:45.6%

 

MrMAXHDの成長性のポイント:今後事業が成長しそうか?

売上は緩やかな右肩上がり。利益率は低いが安定してはいる。

成長性指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第3弾です。 第1弾の配当についての解説、第2弾の財務についての解説はそれぞれ以下をご覧ください。…

過去3年間の売上成長(1年あたり平均)3.8%
過去3年間の純利益成長(1年あたり平均)20.7%
過去3年間の営業利益率2.9%

 

売上については緩やかな右肩上がりで、利益率でも2016年以降はそれまでより高くなっています。

とはいえ、ドン・キホーテを運営するパン・パシフィックの営業利益率が約5%、ジェーソンの営業利益率が約3.5%なので営業利益は低いです。

 

MrMAXHDの割安度合い:今の株価は割安か?

競合と比較しても割安。

ポートフォリオ運用する上での補正の考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント最終回、ポートフォリオ構築のための微調整編です。 第1弾の配当について、第2弾の財務について、第3…

PER(時価総額÷当期純利益)7.4倍
PBR(時価総額÷純資産)0.8倍
ミックス係数(PBR×PER)(※)5.92

※ベンジャミン・グレアム氏が提唱した指標で、企業のBS・PL両方の観点から企業の株価の割安性を見極める指標で低いほど割安となります。
グレアム氏が割安としていた目安は22.5です。

競合となる会社で言うと以下のような数値です。

ジェーソン:PER 13.9倍、PBR 1.52倍、ミックス係数 21.128

パン・パシフィック・インターナショナルHD:PER 29.0倍、PBR 3.88倍、ミックス係数 112.52

マキヤ:PER 7.7倍、PBR 0.65倍、ミックス係数 5.005

 

営業利益率の低さなども原因としてはありそうですが、競合と比較しても割安に感じます。

 

その他:景気影響は大きいか、セクター的には積極的に購入すべきか。

景気動向には影響されにくい。むしろ景気が悪くなると需要は増えるはず。

業種:小売業

景気敏感株か:×

 

MrMAXHDの株価:含み損益はどうなるか?

コロナショックからは早々に回復。一時よりは落ち着いているが過去最高値圏。

<過去1年間のチャート>(TradingViewより)

<2002年以降のチャート>(TradingViewより)

2017年は株高もあり1年で2倍以上株価が上がりました。

その後落ち着いてきていたもののコロナ後の巣ごもり需要もあって再急騰しています。

直近半年程度はやや下がり気味のほぼ横ばいです。

決算発表や不祥事発覚は株価への影響はあまり見られないですね。

 

おわりに

配当の安心感は乏しいものの、着実に増収増益の傾向が長期にわたって続いており業績の安定感を感じます。

特需のあった2021年2月期ほどの業績はなかなかなさそうですが、長期保有であれば安心して保有できそうです。

経営方針でローコスト運営の実行が言及されていますが、利益率が低い点は競争力の低下につながるので気になりますが、なかなかすぐに改善することはなさそうな印象もあります。

 

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