【銘柄分析】ケーユーホールディングス(9856):高成長の自動車ディーラー

本記事は銘柄に対する記載も含みますが、投資を推奨するものではありません。
また、本記事の内容は投稿時のものとなるため企業データの最新情報と異なる可能性があります。
あくまで自己判断での投資をしていきましょう!

今回はケーユーホールディングスです。

国産中古車販売や外車の新車・中古車販売をしている会社です。

ケーユーHDの事業概要

会社名ケーユーホールディングス
業種小売業
特徴自動車ディーラーのケーユーを中核とする持株会社です。
東京都・神奈川県を中心に関東・東北・北陸・北海道で国産中古車(全メーカー・全車種)、輸入車・二輪車(新車・中古車)を取扱っています。
輸入車ではベンツ、BMWといった外国車の正規ディーラーとして店舗を展開しています。
株価(投稿日時点)943円
配当月3,9月

 

ケーユーHDの総合評価:105.92ポイント(5位/2824社中)

配当・財務・成長性ともに高水準。

利回りは4%以上ある銘柄ですが、財務健全で業績も順調に成長しています。

キャッシュリッチではあるものの配当方針は業績連動であり減配もたびたびある銘柄です。

若者の自動車離れという長期的な問題は抱えており海外展開もしていないため、今後さらに成長が期待できるビジネスではない点はネックとなります。

 

ケーユーHDの配当のポイント:今の利回りはどうか、今後増配しそうか?

ここ数年は横ばい。

配当指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

先日KDDIの銘柄分析について投稿してみました。 今後も似たようなかたちでいろいろな銘柄について書いてみようと思っていま…

利回り(投稿日時点)4.14%
配当推移(2016年~)30円(2016)→33円(2017)→40円(2018)→40円(2019)→37円(2020)→41円(2021)→39円(2022予想)
2016年からの増配率+37%
2018年からの増配率+0.3%
配当姿勢業績連動(配当性向30%目安)

当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要政策の一つと位置付けており、企業価値向上のための内部留保を確保しつつ、連結配当性向 30%を目途とし、業績に応じた配当を基本方針としております。
(2021/02/09 業績予想及び配当予想の修正(増配)に関するお知らせ より)

 

売上については年々拡大しているものの純利益では2018年以降横ばいであり、それにともなって配当も横ばいです。

2021年3月期は配当性向が33.2%となりつつも配当額としては最高額を記録しましたが、2022年3月期はまた配当性向30%に近づける形で減配が予想されています

 

ケーユーHDの財務のポイント:業績が悪化しても事業を継続できるか、配当を維持できるか?

文句なし。

財務指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第2弾です。 第1弾の配当についての解説は以下をご覧ください。 目次 1 財務のポイントとは?1.…

営業CFここ10年で赤字なし。
フリーCFここ10年で4回赤字あり(2013,2017,2019-2020)。
自己資本比率64.3%
配当性向33.2%

 

営業キャッシュフロー赤字はなく、自己資本比率は60%超え、配当性向も低めで財務としては健全と言えます。

また、毎年の営業キャッシュフローを上回る現金も保有しているキャッシュリッチ企業です。

主な競合他社の自己資本比率は以下のとおりです。

IDOM:24.8%

ネクステージ:30.1%

カーチスHD:73.3%

 

ケーユーHDの成長性のポイント:今後事業が成長しそうか?

売上は右肩上がりだが利益は伸びていない。

成長性指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第3弾です。 第1弾の配当についての解説、第2弾の財務についての解説はそれぞれ以下をご覧ください。…

過去3年間の売上成長(1年あたり平均)10.8%
過去3年間の純利益成長(1年あたり平均)-1.9%
過去3年間の営業利益率5.5%

 

売上高だけを見ると11年連続増収(2021年度は減収予想)となっており非常に好調です。

しかし毎年増えた売上分販売管理費も増えており純利益ではほぼ横ばいとなっています。

高配当投資で見た場合には純利益が増えることが重要なので、利益が増えないのはちょっと寂しいですね。

 

ケーユーHDの割安度合い:今の株価は割安か?

同業他社と比較しても割安株。

ポートフォリオ運用する上での補正の考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント最終回、ポートフォリオ構築のための微調整編です。 第1弾の配当について、第2弾の財務について、第3…

PER(時価総額÷当期純利益)7.6倍
PBR(時価総額÷純資産)0.62倍
ミックス係数(PBR×PER)(※)4.712

※ベンジャミン・グレアム氏が提唱した指標で、企業のBS・PL両方の観点から企業の株価の割安性を見極める指標で低いほど割安となります。
グレアム氏が割安としていた目安は22.5です。

競合となる会社で言うと以下のような数値です。

IDOM:PER 11.0倍、PBR 1.45倍、ミックス係数 15.95

ネクステージ:PER 16.8倍、PBR 3.87倍、ミックス係数 65.016

カーチスHD:PER 18.6倍、PBR 0.93倍、ミックス係数 17.298

 

その他:景気影響は大きいか、セクター的には積極的に購入すべきか。

高級車販売もてがけており景気影響は受ける。

業種:小売業

景気敏感株か:〇

 

ケーユーHDの株価:含み損益はどうなるか?

業績に連動するかたちで右肩上がり。

<過去1年間のチャート>(TradingViewより)

<2002年以降のチャート>(TradingViewより)

業績と同じような推移をしていて、急激な増収増益を繰り返していた2010~2018年には上昇しており、その後は横ばいです。

コロナショックによるダメージも比較的小さく、コロナ前の水準への回復も早かった点は割安株らしい点です。

 

おわりに

ここ数年の停滞感や長期的な車離れは気になるところですが、割安株ということで値下がりリスクは低く投資はしやすい銘柄です。

自動車というと自動運転など技術の発展も注目されている業界ですが、中古車販売のビジネスモデルにも何かしら影響があるのかないのか、今後の動向にも注目です。

 

その他の銘柄分析記事は以下にまとめています。

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