【銘柄分析】JFEシステムズ(4832):利回り高く財務も健全だが気になる親会社依存

本記事は銘柄に対する記載も含みますが、投資を推奨するものではありません。
また、本記事の内容は投稿時のものとなるため企業データの最新情報と異なる可能性があります。
あくまで自己判断での投資をしていきましょう!

今回はJFEシステムズです。

先日投稿したパシフィックシステムと同じようなシステム子会社です。

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4/26に決算が出たばかりなので、新しい決算も含めて分析します。

 

JFEシステムズの事業概要

会社名JFEシステムズ
業種情報・通信
特徴鉄鋼業界2位のJFEスチールのシステム子会社です。
JFEスチール自体は2003年に川崎製鉄と日本鋼管が統合して発足しましたが、旧川崎製鉄のシステム部門が分離独立してできた経緯があります。
株価(投稿日時点)1722円
配当月3月

 

JFEシステムズの総合評価:88.69ポイント(70位/2717社中)

コロナ影響はあったが、減益幅は小さく減配回避。
売上の4割が親会社に依存している点には注意。

2021年3月期は減収減益となりましたが、2020年3月期が好調過ぎたところもあり中期で見ると堅調に成長しています。

今期(2022年3月期)は増収増益予想で、過去最高であった2020年3月期並みの水準まで伸ばす予想が出ています。

(決算説明資料より)

 

しかし、システム子会社だけあって親会社のJFEスチールおよびグループ企業からの売上比率(下絵の「鉄鋼業向け事業」)は大きく売上全体の4割超となっています。

 

パシフィックシステムでもそうでしたが、個人的には特定の会社からの売上に依存しているのはあまり好ましくないように思えます。

 

 

JFEシステムズの配当のポイント:今の利回りはどうか、今後増配しそうか?

利益成長に伴って連続増配。過去には50%の大減配もあり。

配当指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

先日KDDIの銘柄分析について投稿してみました。 今後も似たようなかたちでいろいろな銘柄について書いてみようと思っていま…

利回り(投稿日時点)3.48%
配当推移(2016年~)17円(2016)→22円(2017)→25円(2018)→42.5円(2019)→60円(2020)→60円(2021)→60円(2022予想)
2016年からの増配率+253%
2018年からの増配率+140%
配当姿勢業績連動(配当性向30%目安)

当社は、財政状態、利益水準及び配当性向等を総合的に勘案して利益配分を行うことを基本方針としつつ、配当性向 30%を目安に配当することとしております。
(2021/01/27 通期業績予想および配当予想の修正に関するお知らせより)

ここ10年は業績が右肩上がりだったこともあり、2010年以降減配はありません

リーマンショックの影響を受けた2009年から2010年にかけては1株あたり純利益が約1/3になった影響で50%ダウンの減配もしています。

 

JFEシステムズの財務のポイント:業績が悪化しても事業を継続できるか、配当を維持できるか?

文句なし。

財務指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第2弾です。 第1弾の配当についての解説は以下をご覧ください。 目次 1 財務のポイントとは?1.…

営業CFここ10年で赤字なし。
フリーCFここ10年で赤字なし。
自己資本比率56.4%
配当性向30.5%

 

固定資産の少ないSIerには多い印象ですが、JFEシステムズも財務は健全です。

主な競合他社の自己資本比率は以下のとおりです。

日鉄ソリューションズ:62.2%

SRAホールディングス:57.4%

シーイーシー:78.1%

 

JFEシステムズの成長性のポイント:今後事業が成長しそうか?

売上は右肩上がり。

成長性指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第3弾です。 第1弾の配当についての解説、第2弾の財務についての解説はそれぞれ以下をご覧ください。…

過去3年間の売上成長(1年あたり平均)5.1%
過去3年間の純利益成長(1年あたり平均)50.8%
過去3年間の営業利益率9.3%

 

営業利益率は低い水準ではないものの、高くもありません。

先日紹介したパシフィックシステム(7.3%)よりは高いですね。

成長力が著しく高いわけではないものの、今後も着実に増収していければといったところです。

 

JFEシステムズの割安度合い:今の株価は割安か?

利益率の低さに伴う形で割安。

ポートフォリオ運用する上での補正の考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント最終回、ポートフォリオ構築のための微調整編です。 第1弾の配当について、第2弾の財務について、第3…

PER(時価総額÷当期純利益)8.7倍
PBR(時価総額÷純資産)1.33倍
ミックス係数(PBR×PER)(※)11.571

※ベンジャミン・グレアム氏が提唱した指標で、企業のBS・PL両方の観点から企業の株価の割安性を見極める指標で低いほど割安となります。
グレアム氏が割安としていた目安は22.5です。

競合となる会社で言うと以下のような数値です。

日鉄ソリューションズ:PER 20.2倍、PBR 1.94倍、ミックス係数 39.188

SRAホールディングス:PER 10.2倍、PBR 1.48倍、ミックス係数 15.096

シーイーシー:PER 13.6倍、PBR 1.41倍、ミックス係数 19.176

 

営業利益率が10%を超える企業よりはやはり割安です。

その分利回りは高くなるのですが、なかなかいい塩梅の銘柄は少ないですね。。

 

その他:景気影響は大きいか、セクター的には積極的に購入すべきか。

顧客企業の動向に左右されるため無関係ではいられないが景気影響は小さい。

業種:情報・通信

景気敏感株か:×

 

JFEシステムズの株価:含み損益はどうなるか?

他社と比較しても着実に株価は伸びている。

<過去1年間のチャート>(TradingViewより)

<2002年以降のチャート>(TradingViewより)

業績と連動して右肩上がりですね。

コロナショック直前に株価がかなり高くなっていたため、コロナ以前の最高値は超えられていません。

しかし十分高い水準に来ています。

 

同様の境遇の日鉄ソリューションズ(こちらは親会社依存度2割程度)と比較すると、過去5年でJFEシステムズの株価の伸びが上回っていることが分かります。

(TradingViewより)

 

おわりに

懸念事項は親会社依存度と営業利益率ですね。

とはいえ、営業利益率が低くても稼働できる人の数が増えれば(効率は悪いものの)利益は伸びます。

また、親会社依存度については好みによるかなといったところ。

 

私の場合は親会社依存度を気にして割り引くものの保有自体は問題ないと考えています。

保有する場合は親会社であるJFEスチールの業績も含め今後も見ていかないといけないですね。

 

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