【銘柄分析】協和エクシオ(1951):5G銘柄だが他事業も順調

本記事は銘柄に対する記載も含みますが、投資を推奨するものではありません。
また、本記事の内容は投稿時のものとなるため企業データの最新情報と異なる可能性があります。
あくまで自己判断での投資をしていきましょう!

今回は協和エクシオです。

このブログでは決算分析記事で先にご紹介しました。

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事業概要の説明など重複する部分も多くありますが、決算紹介をすでに読んでいる方は適宜読み飛ばしてください。

 

協和エクシオの事業概要

会社名協和エクシオ(10月から「エクシオグループ株式会社」に社名変更予定)
業種建設業
特徴国内2位の情報通信建設会社(1位はコムシスHD)。NTTの基地局建設などを行っています。
通信建設以外にも社会インフラの建設やシステムソリューション(ICT・通信ネットワーク・DX)を展開しており、基地局から端末機器に至る通信設備において設計・施工・保守までの一元的なサービスを提供しています。
株価(投稿日時点)2718円
配当月3,9月

 

トレンドでもある5G関連銘柄で、5G普及に伴って今後基地局の増設も予定されており業績の成長が期待されています。

しかし、モバイル関連事業だけでなく、都市インフラやシステムインテグレーションでもしっかりとした事業規模を持っており、モバイル事業は2020年度では売上全体の47%となっています。

今後さらに都市インフラやシステムインテグレーション事業の割合を増やしていく計画が発表されています。

 

ちなみに都市インフラ事業というと抽象的なのですが具体的には以下のような事業です。

 

協和エクシオの総合評価:107.81ポイント(3位/2824社中)

トレンドにも乗っており、今後も期待できる銘柄。

利回りは高配当株とまでは言えないものの、財務は健全であり事業概要でも触れたように成長性も期待できます。

増配も積極的にされており安心して保有できる銘柄と考えています。

 

協和エクシオの配当のポイント:今の利回りはどうか、今後増配しそうか?

安定して増配される配当方針。過去の増配もかなりの度合いで今後も増配に期待。

配当指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

先日KDDIの銘柄分析について投稿してみました。 今後も似たようなかたちでいろいろな銘柄について書いてみようと思っていま…

利回り(投稿日時点)3.24%
配当推移(2016年~)38円(2016)→46円(2017)→50円(2018)→70円(2019)→80円(2020)→82円(2021)→88円(2022予想)
2016年からの増配率+116%
2018年からの増配率+64%
配当姿勢安定配当(DOE3.5%目安)

当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題のひとつと考え、業績動向、財務状況ならびに今後の事業展開等を勘案しつつ、安定した配当を継続的に実施することを基本方針とし、DOE(自己資本配当率)3.5%を目途に配当を実施しております。
(2021/05/14 決算短信より)

 

DOEとは自己資本に対する配当総額の割合を指すもので、自己資本には利益剰余金も含まれます。

基本的には業績が好調であれば自己資本が増える形になります。

当期純利益から借入金の返済等を除いたものが自己資本に追加されるためです。

一般的に配当性向を目安とする場合は当期純利益の増減に伴って大きく配当も増減しますが、DOEベースとする場合にはもともとの自己資本と合算したうえで計算するため変動が少なくなります。

 

協和エクシオの財務のポイント:業績が悪化しても事業を継続できるか、配当を維持できるか?

財務は健全。

財務指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第2弾です。 第1弾の配当についての解説は以下をご覧ください。 目次 1 財務のポイントとは?1.…

営業CFここ10年で赤字なし。
フリーCFここ10年で3回赤字あり(2016,2019,2021)。
自己資本比率58.1%
配当性向37.7%

 

自己資本比率も50%超で営業キャッシュフロー赤字もなく問題ありません。

主な競合他社の自己資本比率は以下のとおりです。

ミライトHD:63.1%

コムシスHD:68.3%

 

協和エクシオの成長性のポイント:今後事業が成長しそうか?

着実に成長しており、会社の中期経営計画目標もクリア。

成長性指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第3弾です。 第1弾の配当についての解説、第2弾の財務についての解説はそれぞれ以下をご覧ください。…

過去3年間の売上成長(1年あたり平均)27.8%
過去3年間の純利益成長(1年あたり平均)11.5%
過去3年間の営業利益率6.6%

 

中期経営計画は5年単位で設定されており、前回の中期経営計画は2016~2020年度でした。

結果は問題なくクリア。

実際に目標を達成する会社はあまり多くないようにも思っているのですが、売上比率も含めてクリアしたのは見事です。

 

2025年に向けては、売上高6300億円営業利益470億円と、今よりも売り上げは10%近く、営業利益では30%近く増やす計画となっており、売上構成も4:3:3と都市インフラ・SI領域をさらに成長させる計画です。

 

協和エクシオの割安度合い:今の株価は割安か?

一般的にはやや割安な水準。

ポートフォリオ運用する上での補正の考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント最終回、ポートフォリオ構築のための微調整編です。 第1弾の配当について、第2弾の財務について、第3…

PER(時価総額÷当期純利益)12.5倍
PBR(時価総額÷純資産)1.05倍
ミックス係数(PBR×PER)(※)13.125

※ベンジャミン・グレアム氏が提唱した指標で、企業のBS・PL両方の観点から企業の株価の割安性を見極める指標で低いほど割安となります。
グレアム氏が割安としていた目安は22.5です。

競合となる会社で言うと以下のような数値です。

ミライトHD:PER 8.9倍、PBR 0.83倍、ミックス係数 7.387

コムシスHD:PER 13.5倍、PBR 1.20倍、ミックス係数 16.2

 

その他:景気影響は大きいか、セクター的には積極的に購入すべきか。

都市インフラはやや景気影響を受けるか?
とはいえ全体的には影響は小さい。

業種:建設業

景気敏感株か:×

 

協和エクシオの株価:含み損益はどうなるか?

株価は緩やかな右肩上がり。

<過去1年間のチャート>(TradingViewより)

<上場以来のチャート>(TradingViewより)

2017年に急伸しましたが基本的には緩やかに右肩上がりであることが多い印象。

コロナの影響は直接受けにくい事業形態であることもあり、コロナショック後の回復は早かったもののそれ以上の伸びはあまり示していません。

 

おわりに

決算発表後は市場の予想よりは下回っていたこともあり株価が急落しましたが、十分に魅力のある銘柄であり買いやすくなった点でむしろ良かったようにも思えます。

今後も成長を期待して早いうちに買っておくのもいいのではないでしょうか。

 

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