【銘柄分析】エディオン(2730):じわじわ成長する家電量販店

本記事は銘柄に対する記載も含みますが、投資を推奨するものではありません。
また、本記事の内容は投稿時のものとなるため企業データの最新情報と異なる可能性があります。
あくまで自己判断での投資をしていきましょう!

今回はエディオンです。

家電量販店大手ですがネット通販がどんどん伸びている中で今どんな状態か見ていきましょう。

 

エディオンの事業概要

会社名エディオン
業種小売業
特徴国内3位の大手家電量販店で西日本を地盤としながら全国に展開しています。(北海道・北陸地方は「100満ボルト」)
家電量販店のほか、リフォーム・住宅関連、eコマース、モバイル専門店運営、通信等の事業を営んでいます。
株価(投稿日時点)1075円
配当月3,9月

 

エディオンの総合評価:102.47ポイント(8位/2824社中)

利回り、増配率は高いが財務や売上の成長性はいまいち。
割安感はあり株価の下落の心配は少ないか?

昨年はコロナによる特需もあり大幅増配でした。

それを抜きにしても着実に増配してきており配当面では信頼性があります

一方で売上は伸びているものの一桁成長利益面では増益もあれば減益の年も多く、成長性があるとは言いづらいです。

財務面でもNGとは言えないものの気になる点はあり、注意して保有したい銘柄です。

 

エディオンの配当のポイント:今の利回りはどうか、今後増配しそうか?

減配がないこともないがおおむね安定配当を実現。

配当指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

先日KDDIの銘柄分析について投稿してみました。 今後も似たようなかたちでいろいろな銘柄について書いてみようと思っていま…

利回り(投稿日時点)4.09%
配当推移(2016年~)22円(2016)→26円(2017)→28円(2018)→32円(2019)→34円(2020)→46円(2021)→44円(2022予想)
2016年からの増配率+109%
2018年からの増配率+64%
配当姿勢安定配当

当社は配当政策を重要な経営課題の一つと認識しており、株主の皆様への安定的配当の実施を念頭に置きながら業績及び経営基盤強化のための内部留保等を勘案し、配当金額を決定することを基本方針としております。
(2021/03/24 配当予想の修正に関するお知らせより)

「安定的配当の実施」とあるように減配はあまりありません。

2022年3月期は46円から42円への減配予想ですが、これは前期に記念配当5円が加算されていたため。

普通配当としては増配予想です。

2011、2014年度にそれぞれ減配されていますが、積極的に店舗を増やしていることもあり安定配当は実現できていると言えます。

 

エディオンの財務のポイント:業績が悪化しても事業を継続できるか、配当を維持できるか?

先行投資の多い不動産業にはよくあるCF赤字。とはいえ自己資本比率も低めで財務には不安あり。

財務指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第2弾です。 第1弾の配当についての解説は以下をご覧ください。 目次 1 財務のポイントとは?1.…

営業CFここ10年で2回赤字あり(2013,2015)。
フリーCFここ10年で2回赤字あり(2013,2015)。
自己資本比率50.2%
配当性向29.6%

 

自己資本比率も50%を超えており悪くはありません。

しかし、キャッシュフロー赤字の年も過去にはあり安定基盤とは言えない点で不安はあります。

同業他社の自己資本比率は以下のとおりです。

ビックカメラ:29.0%

ヤマダホールディングス:51.8%

ケーズホールディングス:64.2%

 

エディオンの成長性のポイント:今後事業が成長しそうか?

店舗中心のビジネスは今後も継続でじわじわ成長。物足りない感はあり。

成長性指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第3弾です。 第1弾の配当についての解説、第2弾の財務についての解説はそれぞれ以下をご覧ください。…

過去3年間の売上成長(1年あたり平均)4.0%
過去3年間の純利益成長(1年あたり平均)28.7%
過去3年間の営業利益率2.5%

インターネット通販で売上を伸ばす家電量販店もありますが、エディオンは実店舗中心です。

(楽天で購入できるためネット通販をしていないわけではないです)

 

ネット通販と店舗での販売の比率等は公開されていないのですが決算説明会資料でも直営店の売上だけがピックアップされています。

 

個人的にはもうちょっと売上の伸びがほしいなという気持ちがあります。

 

エディオンの割安度合い:今の株価は割安か?

同業他社と比較しても割安。

ポートフォリオ運用する上での補正の考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント最終回、ポートフォリオ構築のための微調整編です。 第1弾の配当について、第2弾の財務について、第3…

PER(時価総額÷当期純利益)8.1倍
PBR(時価総額÷純資産)0.59倍
ミックス係数(PBR×PER)(※)4.779

※ベンジャミン・グレアム氏が提唱した指標で、企業のBS・PL両方の観点から企業の株価の割安性を見極める指標で低いほど割安となります。
グレアム氏が割安としていた目安は22.5です。

競合となる会社で言うと以下のような数値です。

ビックカメラ:PER 18.4倍、PBR 1.06倍、ミックス係数 19.504

ヤマダホールディングス:PER 8.3倍、PBR 0.67倍、ミックス係数 5.561

ケーズホールディングス:PER 8.4倍、PBR 0.98倍、ミックス係数 8.232

 

株主優待もあり(100株でギフトカード3000円分)、特段不人気な理由も思いつかないものの割安です。

今後の展開などを見ても目を引く部分があまりないというのもあるかもしれません。

 

その他:景気影響は大きいか、セクター的には積極的に購入すべきか。

景気影響を受けないわけではないが不景気でもそれなり。

業種:小売業

景気敏感株か:×

 

エディオンの株価:含み損益はどうなるか?

じわじわ右肩上がり。

<過去1年間のチャート>(TradingViewより)

<2002年以降のチャート>(TradingViewより)

2006年に最高値をつけているもののその後低迷。

2007年にはビックカメラとの経営統合発表(その後白紙撤回)などもありました。

もともと地域展開していた様々な量販店が統合してできてきた経緯もあったのですが、2011年にブランド統一を発表。

2012年に今の「エディオン」となりました。

結果としてはその後伸びてきているわけで成功だったのではないでしょうか。

 

割安株ということもあり、値崩れなくきている点は安心材料です。

 

おわりに

家電量販店の中でも目立つ存在ではないようにも思えますし、今後の展開を見ても他社以上に成長しそうかというとあまりイメージはわきづらい会社です。

それでも着実に成長してきていることは間違いなく、割安株・高配当株という点でも買いではあると思います。

まだまだ当面は実店舗を求める人も多いでしょうし、注意しながらでも保有していたい銘柄です。

 

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