銘柄選定の重要ポイント①配当は今の利回りとライフサイクルを意識しよう

先日KDDIの銘柄分析について投稿してみました。

みのかぶ家計簿

本記事は銘柄に対する記載も含みますが、投資を推奨するものではありません。 また、本記事の内容は投稿時のものとなるため企業…

今後も似たようなかたちでいろいろな銘柄について書いてみようと思っています。

そこで、今回はどういう観点で見ているのか簡単な解説をしてみます。

長くなってしまうので、今回は総論と配当について記載します。

大きな観点…配当・財務・成長性・その他の4つ!

私の場合、配当・財務・成長性・その他の大きく4つの観点で見ています

株価自体の値上がりを狙う場合には株価の上下を見て「もうすぐ上がりそうだな」「今はブームで上がっているけどそのうち下がるだろう」とか考えるのですが、長期での高配当投資を考えているので株価の上げ下げを見て購入するというのは基本的にはしていません。

もっとも株価自体は分析する上で間接的に影響しています。

たとえば、、、

利回り…株価に対する配当の割合
PER…株価に対する利益の割合

こんな感じで計算するため、株価が上がれば利回りやPERは下がります。

ただ一度保有すると基本的には年単位(長期)で保有しようと思っているので、直近の株価の上下を見ても1年先、2年先の予想はなかなか難しいために株価自体を直接の指標としては考えていないです。

ただし、過去に保有していた銘柄の中で利回りも良かったものの毎年のように株価が下がり続け、購入金額の半分くらいになってしまった銘柄もありました。減配はなかったのですが、証券会社のマイページを見るたびに含み損(購入金額に対して今売ったらどれだけの損が出るか)の大きさを見るのが精神的につらくなり、手放してしまった経験があります。

直接の指標とは考えていない、といってもやはり株価自体が値下がりする銘柄はあまり保有したくないものです。。。

配当のポイントとは?

まとめると①今の配当がおいしいか②今後もっとおいしくなるか③会社自身がもっとおいしくしようとしているかの3点が重要なポイントです。

それぞれ解説します。

①今の配当がおいしいか…利回り

今の株価に対する配当の割合を「利回り」と呼びます。

配当÷株価で計算されるもので、たとえば株価が1000円で配当が50円の場合、利回りは5%となります。

利回りがいい(数字が大きい)ということは同じ投資金額に対して配当金が多く手に入ることになるため、配当金目当ての投資をする私にとっては良い株となります。

一般的には利回りがいい=良い会社というわけではありません。

配当をもらえるよりも株価が上がるほうが投資家にとっては大きな儲けになることが多いからです。

配当を多く出す会社はその分人を多く雇ったり設備投資をしたりする資金が減ることになります。

そのため、できたばかりで「これから成長していくんだ」という会社は配当を少なくして次の事業を成長させるために資金を使います。

Amazonなどがいい例で配当が出ません。
株価はものすごい勢いで上がっているので配当が出なくても十分人気な銘柄ですね。

ほかには、今後の成長がすごく期待されていて、利益が10%増えたので10%配当が増えるような会社でも世の中の期待からそれ以上のペースで株価が上がった結果利回りが低くなるケースもあります。

Microsoftなどがこの例で、以前は高配当銘柄となっていたこともあったのですが株価がどんどん上がるので利回りがどんどん下がり、今では高配当とはみなされなくなってしまいました。

つまり高配当銘柄とは「会社としても次の成長に向けた投資よりも今の株主に対する還元を重視しており、世の中的にも今後の成長をあまり期待されていない銘柄」と言えます。

こう書くと「え、その株って良くないのでは?」と思われるでしょうが、企業が成熟していくといつかは市場を開拓しつくしてこの状態になるケースがほとんどです。
企業にはライフサイクルと呼ばれるものがあり、「幼年期(できたばかり)、成長期(まさに今伸びている)、成熟期、衰退期」と分けられますが、この時期を成熟期と言ったりします。

さらに時間が経つと衰退していく(衰退期に入る)ので、どれだけ成熟期を長く維持できるか、衰退期に入ったと見切りをつけるのをいつにするかというのがポイントになります。

ちなみに、会社がその年の予想配当を出してくれている場合が多いのですが、一部業績に連動(つまりもうかったら配当を多くする、もうからなかったら少なくする)する方針としている場合には証券会社のページでは利回りが表示されないこともあります。

その場合には四季報という株の情報誌に書かれている予想配当金や前年の配当などから自分で利回りを計算しています。

ちなみにYahoo!ファイナンスには利回りランキングが掲載されているのですが、このランキングをCSV形式で取得できるツールをつくりました。

みのかぶ家計簿

自分向けに作ったものなので、クオリティはすごく低いのですがせっかくなので公開します。 一部データが表示されない銘柄もある…

②今後もっとおいしくなるか…過去の増配率

①では、一般的には成熟期の会社が高配当投資には向いているよという話をしました。

ただし、必ずしも成熟期の会社だけが高配当になるわけではありません。

成長期の会社の中にも高配当になっている銘柄は多く存在します。

また、成熟はしているものの携帯会社における5Gのようにトレンドから更なる成長を期待できる会社もあります。

成長期の高配当銘柄は、配当金がさらに増えます。

たとえば今株価が1000円で50円の配当だったのが、5年後に株価が2000円で100円の配当になったとします。

どちらも利回りは5%のままですが、投資する側としては1000円で買った株で5年後に100円の配当をもらえることになります。

つまり実質的な配当は10%になったと考えることができます。

利回り5%の銘柄もなかなかないですが、利回り10%となるともっと見つけられません。
(まったく存在しないわけではなく、アメリカにあるBDCという種類の会社は利回りが10%を超えているのですがそれは例外で、その年限りの場合が多いと思います)

できることなら「今も配当がおいしい成長期の銘柄」を見つけたいですね。

私の場合、直近4年・2年の増配率をそれぞれ見て検討に含めています。

③会社自身がもっとおいしくしようとしているか…株主還元姿勢

会社が利益をどのように使うかは経営者によって様々です。

①でも書いたように、「配当よりも次の利益を稼ぐための投資に使いたい」であったり、ほかにも「いつ何が起きるかわからないから現金を蓄える」といった方針もあります。

また、配当が減る(減配する)ことは投資家から毛嫌いされることも多く、来年利益が減っても同じ配当金を出せるように安定的に出すことを方針とする会社もあれば、業績に連動して配当金を上下させる方針の会社もあります。

業績が悪くなっても配当が減らない点では安定配当方針のほうが良いといえますし、一方でせっかく儲かったんだから配当金増やしてよと思う年でも思うように増えないこともあるため、どういった方針がベストかは一概には言えないのですが、どういう方針を持っているかは知ったうえで投資すべきなので必ず把握するようにしています。

配当方針は決算短信など、企業が公開している情報に書かれていることが多いですが、いずれにせよ今後も増えそうだなと思える方針かどうかが重要です。

おわりに

以上が配当で重視しているポイントとその理由でした。どうしても文字ばかりになってしまいますね。。折を見て少しでも読みやすくしていこうと思います。

財務、成長性、その他としてどういったポイントを重視しているかについては別の記事で記載します。

次回の財務・成長性・その他に関する記事は以下となります。

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