【銘柄分析】コプロHD(7059):連続増配の絶好調不動産人材派遣会社

本記事は銘柄に対する記載も含みますが、投資を推奨するものではありません。
また、本記事の内容は投稿時のものとなるため企業データの最新情報と異なる可能性があります。
あくまで自己判断での投資をしていきましょう!

今回はコプロ・ホールディングスです。

建設業界向け専門の人材派遣の会社です。

建設業界はここ10年建設投資が増えている中で人が増えておらず、人材派遣への需要が高まっています。

 

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2020年度決算発表の分析を以下の記事で行いました。

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事業概要

会社名コプロ・ホールディングス
業種サービス業
特徴建設業界向け専門の人材派遣会社です。
主に施工管理者を派遣しています。
海外進出も行っており、2020年にはシンガポールに子会社を設立しており、2021年4月には孫会社としてベトナムにも現地法人を設立しました。
株価(投稿日時点)1432円
配当月3,9月

 

総合評価:100.25ポイント(9位/2717社中)

人不足の業界のため、稼働率はかなり高い。
採用も順調に行っており、年々増収増益増配。

 

人材派遣の会社であり、人が動いた分稼ぐタイプの会社です。

建設プロジェクトでは、管理者・施工管理者・職人と大きく3種類役割がある中で、主に施工管理者の派遣を行っています。

(第3四半期決算説明資料より)

 

建設業界はオリンピック向けの建設のほか、インフラ整備や再開発でここ10年非常に好況です。

一方で建設業就業者数は横ばいであり、需要が供給を上回った状態が続いています。

従事者も50代の比率が大きいため、今後就業者数がむしろ減っていく可能性があります。

 

業界としては寂しい面もありますが、会社としては社員の数に比例して売上が伸びることになるため採用さえできていれば増収できます

実際に稼働率は100%近い結果が出ています。この数字はなかなか衝撃的。

 

コプロは創業以来年々社員が増加しており、採用力も十分あると考えています。

 

配当のポイント:今の利回りはどうか、今後増配しそうか?

上場以来3年連続で増配!

配当指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

先日KDDIの銘柄分析について投稿してみました。 今後も似たようなかたちでいろいろな銘柄について書いてみようと思っていま…

利回り(投稿日時点)2.62%
配当推移(2017年~)23円(2017)→30円(2018)→42円(2019)→60円(2020)→75円(2021予想)
2016年からの増配率
2018年からの増配率+100%
配当姿勢安定配当(配当性向30%)

将来的な事業拡大に資する投資とのバランスに留意しつつ、連結配当性向30%を当面の目標に、安定した配当を継続することを基本方針としています
(2021/02/10 2021年3月期第3四半期決算説明資料より)

2020年3月期までは配当性向も30%に満たない水準で、2021年3月期は記念配当もあって40%弱の配当性向になる見込みです。

利回りは2.6%と低いですが、配当性向にも十分余裕はあり今後も増配を期待できるため配当力は十分あります。

 

財務のポイント:業績が悪化しても事業を継続できるか、配当を維持できるか?

先行投資の多い不動産業にはよくあるCF赤字。とはいえ自己資本比率も低めで財務には不安あり。

財務指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第2弾です。 第1弾の配当についての解説は以下をご覧ください。 目次 1 財務のポイントとは?1.…

営業CFここ4年で赤字なし。
フリーCFここ4年で1回赤字あり(2017)。
自己資本比率68.3%
配当性向26.1%

 

上場した2017年にフリーキャッシュフローが赤字だったくらいで、営業キャッシュフロー・自己資本比率ともに申し分ありません

キャッシュも十分に蓄えられているため財務は強い会社と言えます。

主な競合他社の自己資本比率は以下のとおりです。

夢真ビーネックスグループ:46.2%

テクノプロHD:44.7%

 

成長性のポイント:今後事業が成長しそうか?

売上は右肩上がり。

成長性指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第3弾です。 第1弾の配当についての解説、第2弾の財務についての解説はそれぞれ以下をご覧ください。…

過去3年間の売上成長(1年あたり平均)23.5%
過去3年間の純利益成長(1年あたり平均)33.4%
過去3年間の営業利益率11.5%

 

冒頭にも書いたように、人が増える分売上が成長するため今後も成長が見込めます

営業利益率も10%は超えており問題ありません。

 

割安度合い:今の株価は割安か?

成長企業のため多少の割高はやむなし。業界的にはどこも割高。

ポートフォリオ運用する上での補正の考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント最終回、ポートフォリオ構築のための微調整編です。 第1弾の配当について、第2弾の財務について、第3…

PER(時価総額÷当期純利益)15.0倍
PBR(時価総額÷純資産)2.29倍
ミックス係数(PBR×PER)(※)34.35

※ベンジャミン・グレアム氏が提唱した指標で、企業のBS・PL両方の観点から企業の株価の割安性を見極める指標で低いほど割安となります。
グレアム氏が割安としていた目安は22.5です。

競合となる会社で言うと以下のような数値です。

夢真ビーネックスグループ:PER -倍、PBR 4.09倍、ミックス係数 –

テクノプロHD:PER 27.4倍、PBR 6.11倍、ミックス係数 167.414

 

その他:景気影響は大きいか、セクター的には積極的に購入すべきか。

建設需要次第だが今後も需要が供給を下回るとは考えづらい。

業種:サービス業

景気敏感株か:×

 

株価:含み損益はどうなるか?

基本的には緩やかな右肩上がりだがボラティリティは高め。買い時に注意。

<過去1年間のチャート>

 

<上場以来のチャート>

(TradingViewより)

 

コロナ前の株価はとっくに回復していますが、株価の上下が激しい印象です。

もともと利回りの高い銘柄ではないため、許容できる利回りを決めておくなどして安い時期を狙いたいですね。

個人的には利回り2.5%以上になっていれば十分かなと思っています。

 

おわりに

人材派遣だけでなく情報・通信や広告代理店でも「人が動いた分だけ稼げるビジネスモデル」は数多いのですが、稼働率がほぼ100%というのは他の業種ではあまり見られません。

建築業・不動産業は活況な分、人手不足は深刻です。

そんな中で人材派遣を行っているコプロHDはまだまだ成長余力があると思います。

高配当投資でグロース銘柄という点でもポートフォリオに加えておきたい銘柄です。

 

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