【銘柄分析】アルテリアネットワークス(4423):まだまだ成長が見込める通信サービス会社

本記事は銘柄に対する記載も含みますが、投資を推奨するものではありません。
また、本記事の内容は投稿時のものとなるため企業データの最新情報と異なる可能性があります。
あくまで自己判断での投資をしていきましょう!

今回はアルテリアネットワークスです。

光回線を提供する会社で、上場は2018年12月と最近です。

今後の成長力も期待できると考えているため今回ご紹介します。

 

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2020年度決算発表の分析を以下の記事で行いました。

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事業概要

会社名アルテリア・ネットワークス
業種情報・通信
特徴光ファイバー網を保有しており、企業向けの通信サービスやマンション向けの一括通信を提供しています。
丸紅の子会社です。
株価(投稿日時点)1633円
配当月3月

 

名前はよく似ているのですがたばこ会社のアルトリア(MO)とは関係はない会社です。

 

総合評価:94.22ポイント(28位/2717社中)

売上・利益は年々成長。
ストックビジネスであるため今後も安定成長を期待。

 

通信の中でも光固定回線を提供している会社です。

光回線の提供には、回線事業者とプロバイダーの2種類が関わっています。

携帯電話で言うと、回線事業者はDocomo・ソフトバンク・au・楽天モバイルが存在して、プロバイダーとしてはこれらに加えて格安SIMの会社があります。

ご存じの方も多いと思いますが、格安SIMの会社は自分たちの回線を持っているわけではなく例えばDocomoの回線を使いつつ独自のサービス仕様・料金で販売しています。

 

携帯回線の回線事業者が限られているように、大規模な基盤が必要であることから光回線でも回線事業者は限られています。

一般戸建向けにも提供しているNTT・KDDI・J-COM・nuroといったあたりが有名ですが、アルテリアネットワークスもここに含まれます。

 

あまり一般には知られていない理由としては、法人向けサービスやマンションの一括提供といったサービス展開を行っており、戸建向けには提供していないことが理由として挙げられます。

 

通信費用は個人にとっても企業にとっても固定費であることからコストは非常に重要であり、クラウドの拡大に伴ってオフィスやデータセンター(サーバーの置き場所)のネットワーク構成を変更する機会もあるため、そういった場面で価格の安いアルテリアネットワークスに食い込むチャンスがあります

 

提供会社の規模としてはもちろんNTTやKDDIが大きいのですが、企業はトラブル発生時に備えて複数の回線を保有しておくことも多いため、必ずしも1番になる必要はないというのも大きいです。

 

 

配当のポイント:今の利回りはどうか、今後増配しそうか?

業績と連動して今後も成長を期待できる。

配当指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

先日KDDIの銘柄分析について投稿してみました。 今後も似たようなかたちでいろいろな銘柄について書いてみようと思っていま…

利回り(投稿日時点)3.31%
配当推移(2019年~)26.22円(2019)→52.97円(2020)→54.01円(2021予想)
2016年からの増配率
2018年からの増配率
配当姿勢安定配当。(配当性向目安は50%)

当社は、内部留保を拡充し有効活用することにより、企業価値と競争力を極大化すると同時に、株主に対する配当を安定的に継続することが、企業としての重要な責務であると認識しており、配当性向50%程度を中長期的な目標として年間1回の期末配当の支払いを基本方針としております。なお、内部留保資金については、経営基盤の強化に向けた諸施策の実施のための積極的な投資等の原資として充当してまいります。
(2020/5/29 剰余金の配当に関するお知らせ より)

 

配当性向50%を中心に考えられているため、実質的には配当は業績に連動します。

純利益は年々成長しており、その分配当が増えている形です。

今後減益が発生した場合にそのまま減配する可能性もありますが、上場以来安定して売上・純利益が成長しているため直近では減配が予想される局面もなさそうです。

 

上場間もないということで減益局面での動きの前例がないというのはリスクですので、意識しておく必要はあります。

 

 

財務のポイント:業績が悪化しても事業を継続できるか、配当を維持できるか?

まだまだ成長段階であり自己資本比率は低いが業績を考えると問題ないと言える範囲。

財務指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第2弾です。 第1弾の配当についての解説は以下をご覧ください。 目次 1 財務のポイントとは?1.…

営業CFここ4年で赤字なし。
フリーCFここ4年で1回赤字あり(2017)。
自己資本比率22.8%
配当性向50.0%

 

上場直前の2017年はフリーキャッシュフローが赤字でしたが、その後は安定して増えてきており現金・現金等価物(キャッシュ)も積みあがっています

自己資本比率は低いですが、初期投資が大きく必要なビジネスでありやむを得ないかなといったところです。

冒頭に書いたように回線事業者の数自体が少なく、また他社は回線事業者以外の比率も大きく比較が難しいことから、他社との比較は割愛します。

 

成長性のポイント:今後事業が成長しそうか?

ストックビジネスであり年々安定成長。

成長性指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第3弾です。 第1弾の配当についての解説、第2弾の財務についての解説はそれぞれ以下をご覧ください。…

過去3年間の売上成長(1年あたり平均)8.2%
過去3年間の純利益成長(1年あたり平均)9.3%
過去3年間の営業利益率16.0%

 

きれいに売上・利益は成長しています。

営業利益率も高く今後も期待できそうです。

 

割安度合い:今の株価は割安か?

成長が評価されており割高株。

ポートフォリオ運用する上での補正の考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント最終回、ポートフォリオ構築のための微調整編です。 第1弾の配当について、第2弾の財務について、第3…

PER(時価総額÷当期純利益)15.1倍
PBR(時価総額÷純資産)3.72倍
ミックス係数(PBR×PER)(※)56.172

※ベンジャミン・グレアム氏が提唱した指標で、企業のBS・PL両方の観点から企業の株価の割安性を見極める指標で低いほど割安となります。
グレアム氏が割安としていた目安は22.5です。

 

成長性が魅力ということもあり、どうしても割高にはなってしまいますね。

 

その他:景気影響は大きいか、セクター的には積極的に購入すべきか。

会社全体としては安定的。

業種:情報・通信

景気敏感株か:×

 

株価:含み損益はどうなるか?

急成長は見込めない分ここ最近の株価は下降気味。

<過去1年間のチャート>(TradingViewより)

<上場(2018/12)以来のチャート>(TradingViewより)

 

上場以来右肩上がりで、コロナショック後の急上昇時を最高値としてその後下降といったあまり他では見ないチャートですね。

理由としては2020年3月期の決算発表が5月に行われたのですが、連結売上高+1.4%、連結純利益+2.0%と期待ほどではなかったことが挙げられます。

良くも悪くも安定的に成長を続けている企業なので、一気に急成長するグロース株や昨今の金融相場を味方にして一気に株価を上げたバリュー株に比べると「今投資しなくてもいいんじゃないか」と思わせてしまうところもあります。

 

逆に言うと配当目当てであれば今が割安と見ることもできるかもしれません。(配当が3月で年1回のため次の権利日まで1年近くかかってしまいますが、、、)

 

おわりに

今の市場のようにどんどん株高になっていく局面ではあまり目を向けられませんが、今後景気が停滞あるいは後退する局面が来ればアルテリアネットワークスのように安定的に成長してくれる銘柄の重要度は高くなります。

回線事業者は数が少なく、コスト面でも競争力のある会社なので、狙うなら今のうちに仕込んでおきたい銘柄です。

 

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