【銘柄分析】クイック(4318):高成長業界!専門職中心の人材サービス会社。

本記事は銘柄に対する記載も含みますが、投資を推奨するものではありません。
また、本記事の内容は投稿時のものとなるため企業データの最新情報と異なる可能性があります。
あくまで自己判断での投資をしていきましょう!

今回はクイックです。

専門職の人材紹介・派遣が中心の会社です。

専門職の人材派遣というと建設業界向けではありましたが以前取り上げたコプロも同様ですね。

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2020年度決算発表の分析を以下の記事で行いました。

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クイックの事業概要

会社名クイック
業種サービス業
特徴看護師や建設業界といった専門職向けの人材派遣・紹介が主な事業です。その他出版やITサービスの提供を行っています。
海外でも人材サービスを提供しており、2020年度では売上全体の5%程度が海外事業からで米国・英国・中国を中心に展開しています。
株価(投稿日時点)1215円
配当月3,9月

 

クイックの総合評価:99.88ポイント(10位/2717社中)

リーマンショック以来10年ぶりの減収減益
事業は広範にわたっており、今後の再浮上に期待。

ニッチな専門職分野で資格対策やコミュニティといった分野でユーザーを獲得して人材サービスにつなげるといったビジネスモデルができており、化粧品・自動車・技術者・MR・施工管理技術者・看護師といった分野でシェアを獲得しています。

2020年までは10期連続で増収増益を繰り返し着実に成長してきました。

 

2021年はコロナ影響で企業の採用が減ってきており減収減益予想です。

しかし複数の分野に進出できており専門職の求人倍率は平均よりも高いことから、経済全体の回復と連動してまた回復が期待できます。

(決算資料より)

 

クイックの配当のポイント:今の利回りはどうか、今後増配しそうか?

減配はあったものの配当性向引き上げで減配幅は限定的。

配当指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

先日KDDIの銘柄分析について投稿してみました。 今後も似たようなかたちでいろいろな銘柄について書いてみようと思っていま…

利回り(投稿日時点)3.29%
配当推移(2016年~)25円(2016)→30円(2017)→35円(2018)→42円(2019)→45円(2020)→40円(2021予想)
2016年からの増配率+80%
2018年からの増配率+29%
配当姿勢業績連動(配当性向40%目安)

当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題と位置付け、財務体質の強化や今後の事業展開等を考慮した上で、親会社株主に帰属する当期純利益の 40%を配当性向の目処とすることを基本方針としております。
(2021/01/29 業績予想の修正および期末配当予想の修正(増配)に関するお知らせ より)

 

実際に配当性向40%程度で推移しており、増益に伴って増配もされてきました。

2021年は減益予想のため配当も連動して減配でしたが、配当性向を60.6%(予想)に引き上げて減配幅を抑えています。

(決算資料より)

 

減益局面で減配幅を抑えてくれるのは高配当投資にとってはうれしいところなので高評価です。

 

クイックの財務のポイント:業績が悪化しても事業を継続できるか、配当を維持できるか?

自己資本比率も高く、キャッシュフローも問題なし。キャッシュリッチ企業!

財務指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第2弾です。 第1弾の配当についての解説は以下をご覧ください。 目次 1 財務のポイントとは?1.…

営業CFここ10年で赤字なし。
フリーCFここ10年で赤字なし。
自己資本比率69.8%
配当性向40.9%

 

財務面は文句なしです。

営業CFが約24.6億円なのに対して現金・現金等価物が約74.2億円であり、負債を上回っているキャッシュリッチ企業でもあります。

それなら配当維持でもよいような気もしますが、先が見通せない状況でもあるため許容範囲かと思います。

 

主な競合他社の自己資本比率は以下のとおりです。

エン・ジャパン:72.8%

JACリクルートメント:76.4%

エスエムエス:37.7%

 

クイックの成長性のポイント:今後事業が成長しそうか?

2021年で途切れる予想だが2020年までは10期連続増収増益。

成長性指標への考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント第3弾です。 第1弾の配当についての解説、第2弾の財務についての解説はそれぞれ以下をご覧ください。…

過去3年間の売上成長(1年あたり平均)14.8%
過去3年間の純利益成長(1年あたり平均)16.4%
過去3年間の営業利益率13.5%

 

毎年10%以上の成長をしてきており成長性についても問題ありません。

 

クイックの割安度合い:今の株価は割安か?

成長株であり一般的には割高水準ではあるが同業他社と比較するとかなり割安に感じる。

ポートフォリオ運用する上での補正の考え方はこちらに記載しています。

みのかぶ家計簿

銘柄選定の重要ポイント最終回、ポートフォリオ構築のための微調整編です。 第1弾の配当について、第2弾の財務について、第3…

PER(時価総額÷当期純利益)17.4倍
PBR(時価総額÷純資産)2.22倍
ミックス係数(PBR×PER)(※)38.628

※ベンジャミン・グレアム氏が提唱した指標で、企業のBS・PL両方の観点から企業の株価の割安性を見極める指標で低いほど割安となります。
グレアム氏が割安としていた目安は22.5です。

競合となる会社で言うと以下のような数値です。

エン・ジャパン:PER 40.8倍、PBR 4.27倍、ミックス係数 174.216

JACリクルートメント:PER 22.3倍、PBR 5.25倍、ミックス係数 117.075

エスエムエス:PER 61.9倍、PBR 14.26倍、ミックス係数 882.694

PER・PBRともに人材サービス会社はどこも非常に高いです。

利回りが高くなっていることからも分かるように、クイックも他社と比較すると低く前回紹介したコプロと同じくらいの水準で割安感も感じますね。

 

その他:景気影響は大きいか、セクター的には積極的に購入すべきか。

企業の採用人数が減少するため景気影響はある。

業種:サービス業

景気敏感株か:○

 

クイックの株価:含み損益はどうなるか?

基本的には右肩上がり。直近は期待感の落ち着きとコロナ影響の長期化が読めない点とで横ばい。

<過去1年間のチャート>(TradingViewより)

<上場以来のチャート>(TradingViewより)

増収増益とともに2010年ごろから右肩上がりでしたが、2017年ごろに期待感が高まりさらに急騰。

その後は上下を繰り返していた中でコロナショックによる下落があり、まだコロナ前の水準に戻っていません。

 

2020年レベルの業績に戻るにはまだ数年はかかりそうですが、まずは4/28に発表予定の決算にて2022年3月期の予想がどのように設定されるかに注目です。

 

おわりに

人材サービス会社はここ数年の好景気もあり業績が右肩上がりの会社が多いですね。

その中である程度の配当水準というとJACリクルートメントが筆頭かなとも思いますが、割安感を重視すると候補に上がってくる銘柄です。

(逆に言うと割安さを重視しなければJACリクルートメントで十分な印象もあります)

 

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